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太陽光発電システムの寿命

太陽光発電システムを設置すれば、創った電気を電力会社が買い取ってくれるから安心と考えていませんか。あてはまる方は、太陽光発電の寿命に注意しましょう。太陽光発電の寿命はどれくらいなのでしょうか。以下で詳しく解説いたします。

太陽光発電システムの法定耐用年数がある

太陽光発電システムの寿命を考えるうえで、押さえておきたいポイントが法定耐用年数です。法定耐用年数とは、法律で定められた「減価償却資産が利用に耐えられる年数」です。減価償却資産とは、時の経過とともに価値が減っていく資産のこと。つまり、法定耐用年数は実際の耐用年数ではなく、法律で定められた「減価償却資産の価値がなくなるまでの期間」といえます。

太陽電池モジュール・パワーコンディショナーなどから構成され発電・送電などを行う太陽光発電システムは減価償却の計算で「機械及び装置」に分類されます。減価償却資産の耐用年数などに関する省令別表第二「機械及び装置の耐用年数表55番・前掲の機械及び装置以外のもの並びに前掲の区分によらないもの・その他の設備・主として金属製のもの」に該当すると考えられるので、法定耐用年数は17年になります。(※用途などによって法定耐用年数は変わります。)

参考: e-Gov電子政府の総合窓口:減価償却資産の耐用年数等に関する省令

実際の寿命は何年?

17年は法定耐用年数なので、実際の寿命とは異なります。実際の寿命はどれくらいなのでしょうか。

太陽光パネル

一般的な太陽光パネルの寿命は、20年~30年程度といわれています。その根拠とされているのが、25年~30年程度の出力保証を付けている太陽光パネルが多いからです。商品や使用環境によっては、40年程度はもつと考えられているものもあるようです。

基本的に、太陽光パネルは何かしらの動作を続けるパーツではないので、長寿命と考えられています。とはいえ、太陽光や雨風などにさらされるので劣化しないわけではありません。よって、20年~30年程度が寿命と考えられているのです。

太陽光発電設備

太陽光発電設備も長寿命と考えられています。1984年に設置された太陽光発電設備が今も発電し続けている事例があるからです。

固定価格買取制度が始まってから設置された太陽光発電システムが同じように長寿命である保証はありませんが、1984年に設置されたものに比べ性能は格段に上がっています。よって、近年、設置された太陽光発電設備も30年程度の寿命はあると考えられています。もちろん、経年により出力は低下しますが、寿命は長いといえるでしょう。

パワーコンディショナー

パワーコンディショナーは、太陽光発電システムを構築するパーツの中で最も寿命が短いと考えられています。パワーコンディショナーの主な役割は、太陽光発電で創った直流の電気を家庭で使える交流の電気に変換すること。家電のような役割を果たすパーツなので、太陽光パネルなどに比べ寿命は短くなります。

一般的なパワーコンディショナーの寿命とされているのが10年~15年程度。20年間、売電を続ける場合、1度は交換をしなければならないことが多いといえます。「太陽光発電システムの寿命=パワーコンディショナーの寿命」といえるかもしれません。

メーカーや施工会社の保証も充実してきている

太陽光発電システムの一般的な寿命は以上の通りです。寿命が気になる方は、あわせてメーカーや施工会社の保証も確認しておく必要があります。

10kW未満の保証期間は、モジュール10~25年、周辺機器10年が一般的です。10kW~50kW未満の保証期間は、モジュール10~25年、周辺機器1年が一般的です。

故障が多いとされるパワーコンディショナーなどを含む周辺機器の保証期間が1年なので、不安を感じる方が多いかもしれませんね。確かに、頼りないといえる保証期間ですが、近年になってメーカーや施工会社の保証が充実してきています。

例えば、東芝はモジュール出力容量50kW未満のシステムに対し、モジュール出力20年・機器15年の長期保証を受けられる「20年パワフル保証」、モジュール出力15年・機器15年の長期保証を受けられる「15年パワフル保証」を有償で用意しています(機器長期保証(無償)の場合は、モジュール出力10年間・機器10年間の保証)。

また、施工会社が独自の保証を用意していることもあります。例えば、雨漏りに対する10年間の施工保証を用意しているなどです。

メーカーや施工会社の保証が充実してきているので、安心して太陽光発電システムを設置できる環境が整いつつあるといえるでしょう。

ソーラーパネルはどこが劣化する?

一般的に寿命が長いとされるソーラーパネルですが、劣化しないわけではありません。どこが劣化しやすいのでしょうか。

配線や太陽電池への傷や汚れ

ソーラーパネルを劣化させる主な要因とされるのが配線の異常です。経年劣化などにより配線の腐食や断線などが生じると発電効率は低下します。どのような太陽光発電システムであっても配線の劣化は避けられないので注意が必要です。同様に、太陽光電池の汚れにも注意が必要です。汚れもソーラーパネルを劣化させる要因になり得ます。

ソーラーパネルの劣化

ソーラーパネルの劣化状況は使用する材質により異なります。具体的にどのように異なるのでしょうか。産業技術総合研究所が行った実験データを元に解説します。

導入コストがかからないなどの理由で人気を集めている多結晶シリコンは、5年で2.3%~2.8%程度劣化が進みます。

単結晶シリコンに比べ導入コストは高いものの発電効率に優れるとされる単結晶シリコンは、5年で3.2~3.9%程度劣化が進みます。多結晶シリコンに比べると、やや劣化が早いといえそうです。

単結晶シリコンよりもさらに発電効率が良いとされるヘテロ接合は、5年で2%程度劣化が進みます。劣化を避けることはできませんが、他の材質に比べ進行は緩やかです。

アモルフォスは、5年で5.7%程度劣化が進みます。大きく劣化する印象ですが、光劣化による性能低下は最初の数年で飽和するといわれています。

次世代の材質として人気を集めるCISは、5年で1.5%程度劣化します。劣化に強いといえそうですが、登場から間もない材質なので長期間使用した場合の劣化率は不明です。

ソーラーパネルの劣化が気になる方は、以上を参考にしてみてはいかがでしょうか。

メンテナンスで寿命を延ばすことはできる?

太陽光発電システムの寿命を延ばしたいと考える方は多いはず。寿命を延ばしたい方は、以下のポイントに注意してメンテナンスを行いましょう。

推奨メンテナンスは4年に1回

太陽光発電システムの寿命を延ばすポイントは、定期的にメンテナンスを受けること。メンテナンスには、発電効率を維持するなどのメリットもあります。一般的に推奨されているメンテナンスのタイミングは4年に1回程度。太陽光発電システムを長持ちさせたい方は、このペースを参考にメンテナンスを行いましょう。

太陽光発電システムの状態などにより異なりますが、メンテナンスの費用は1回あたり1万円~2万円程度が相場です。保証期間中は無償で受けられることもあります。

故障を早期発見もポイント

故障を早期発見することも太陽光発電システムを長持ちさせるための重要なポイントです。故障を放置しておくと修理できない状態になることがあるからです。

放っておいても発電してくれるので太陽光発電システムを設置すると放置しがちですが、監視システムやモニターなどで状態をこまめにチェックしましょう。何かしらの異常が見つかった場合、メーカーや施工会社に相談して状態をチェックしてもらう必要があります。

定期的なチェックとメンテナンスを行えば、太陽光発電システムの寿命を延ばせるはずです。

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