太陽光発電を設置するメリットである売電収入。どのように余った電気を買い取ってもらえるのか、仕組みを紹介します。
太陽光発電のメリットの一つに「売電」があります。太陽電池で電力を発電したあとは家庭内で使うことができますが、使用する以上の電力を発電した場合、電力会社がその電力を固定価格で買い取ってくれます。余った電力を買い取ってもらえるため、多く発電して少なく消費すれば光熱費がゼロになるだけでなく売電収入を得ることもできます。
発電した電力は家庭電力として優先的に消費されていきます。太陽光発電システムでは、発電した電力が多く余ってしまった場合は、自宅からつながっている送電線を通して自動的に余剰電力として電力会社に売られるようになっています。反対に発電量が足りない場合は通常通り電力会社から電気を買って足りない分を補います。これも自動的に行われるため、設置している方が何かをする必要は全くありません。
余った電力は売電することで収入となります。太陽が出ている昼間は発電している電力が多い時間帯です。この昼間の時間帯の電力消費量をなるべく抑えることで、余剰電力を多くして売電量を増やします。太陽がなく発電ができない夜間は、安い値段で電力会社から電気を購入します。積極的に昼間の消費電力を抑えるようにすると売電収入も増え、初期費用の回収を早めることが可能です。
太陽光発電などの再生可能エネルギーを買い取る価格は、固定価格買取制度で決められています。平成27年度、住宅用(10kw未満)は1kWh当たり33円または35円となっています。今年から地域により売電価格に差が出るようになっていて、33円と35円の差は「出力制御に対応している機器が必要か、不必要か」で決まってきます。
売電価格は年々下がっているのでメリットが少ないと考える方もいるかと思いますが、最近は国で定められた固定価格よりも高い値段で余剰電力を買い取ってくれる「プレミアム買取業者」を選ぶことができるようになってきました。今までよりも1円程度高い値段で買い取りしてもらえるので、売電のうまみを増やしたい方はこちらも検討してみると良いでしょう。
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