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太陽光発電の立地とコスト

 太陽光発電の立地条件

まずは、太陽光発電機器を設置するのに適した立地条件について見ていきましょう。

 

日当たりと水はけの良さ

太陽光発電をする条件としては、十分な日当たりと水はけの良さが不可欠です。兵庫県は、北は日本海に面して中部と共に山地が多いのが特徴。南は瀬戸内海に面した土地で、平野部が多くなっています。南部は瀬戸内海式気候である一方で北部には豪雪地帯もあり、季節によって日照時間にムラが出ないかを検討する必要があります。広い土地があっても谷間部分で日当たりが悪いと、太陽光発電の十分な効果を得られません。また、水はけの悪い土地では、太陽光発電機器が水没してしまう可能性もあります。

 

人通り

自然豊かな土地に太陽光発電機器が設置されていることがありますが、あまりにも人通りが少ない場所は避けたほうが賢明です。機器の物珍しさにいたずらされたり、盗難や破壊のリスクがあるためです。不審者が出没しても、回避できるようなフェンスに囲まれているなども重要なポイントです。

 

最寄りの受電設備

太陽光発電によって発生した電力は、自宅で使用できます。自宅で発電した分だけでは電力が足りない場合は、電力会社からの供給を受けることができます。自宅でまかなう電力の全てを太陽光発電に頼ることはなかなか難しく、ほとんどの家庭では太陽光発電と電力会社からの電力の供給を兼用しています。ただし、余剰電力が発生した場合には、電力会社に売電することも可能です。電力会社の引き込み線に電力を戻すことで、売電するスタイルが一般的です。このため、最寄りに受電設備がなければ、電力を買い取ってもらうことができません。

 

効率

効率よく発電できる環境は?

多くの方がご存知かと思いますが、太陽光発電は日射量が多く、日照時間が長いほどたくさん発電します。
曇りや雨の日などはどちらも少なくなるので、発電量は低くなります。
大まかに言えば、日照量の多い夏と冬では、当然ながら夏のほうが発電量も多いということになります。
ただしいくら日照時間が長く取れて、日射量が多くても、真夏など気温自体が高くなる時期では、発電量が下がってしまうこともあるのです。
それは、太陽光発電はパネルの温度が高くなりすぎると発電効率が下がってしまうことが理由です。
このため、気温と日照量で考えた場合、8月などの真夏の時期よりも、梅雨前の5月ごろは年間で1番発電量が高いと言われています。
また、日照量が多くても、パネルが木や建物の影になっていたり、汚れてしまっていると、太陽光がパネルの中まで届かないため、発電効率が下がります。
黄砂や鳥の糞、雪などがパネルにある場合も同様です。
このため、パネルは定期的に掃除を行い、太陽光が当たりやすい状態を保つように心がけてください。

より効率よく発電させるための設置方法

立地にもよりますが、太陽光を効率よくパネルに取り込むためには、パネルの角度が真南の方角にあり、25~30度の角度で設置することが望ましいそうです。
新築の場合は太陽光発電の効率に合わせて住居を建てることも可能ですが、すでに建っている家では屋根の形状によって効率も変わってきます。
もっとも多い「切妻屋根」は、南側の屋根に設置するのが効率的です。
4面の屋根がある「寄棟屋根」の場合は、北側を除いた3面にパネルを設置できます。
3面に設置する場合はコストもかかりますので、方角と照らし合わせて最も効率の良い設置を検討しましょう。
平らな「陸屋根」であれば、南向きにより太陽光を当てることができる角度で設置します。 斜めの屋根よりも効率化が図る屋根ですね。
ほかの形状の屋根も、工夫をすることで効率的な設置が可能ですが、これから新築で住居を建てる場合は、真南に向いた片流れ、もしくは切り妻屋根が最適です。

地域環境との調和に関する条例

太陽光発電を兵庫で始めるにあたっては、周辺地域の景観との調和を守る必要があります。これは、太陽光発電施設等と地域環境との調和に関する条例において定められていることです。

 

事業計画書の届け出が必要

設置条件によっては届け出が必要になることも

兵庫県では、再生可能エネルギーの導入において建築基準法の規制を受けないものが、景観や眺望を損ねたり、太陽光パネルに光が反射して住環境を悪化させるなどの問題やトラブルが問題となっています。
一般の受託ならましも、企業が設置する太陽光発電となると規模がかなり大きいので、住宅や環境との兼ね合いは大きな課題です。
そこで、太陽光発電の設置と地域環境との調和を図るべく「太陽光発電施設等と地域環境との調和に関する条例」が制定されました。

企業が太陽光発電を設置する際、事業区域が5,000㎡以上ある施設に太陽光発電を設置する場合、事業計画などの届け出が必要になります。 必要な書類は以下です。

事業計画の届出(新設及び増設等) 事業計画の変更の届出(新設及び増設等) 工事完了の届出 設置者の氏名等変更の届出 廃止の届出
  • 事業計画届出書(様式第1号)
  • 近隣説明実施記録(様式第2号)
  • 添付書類(規則別表第1参照)
  • 変更後の事業計画届出書(様式第3号)
  • 近隣説明実施記録(様式第2号)
  • 添付書類(規則別表第1参照)
  • 工事完了届出書(様式第4号)
  • 添付書類(規則別表第2参照)
  • 設置者の氏名等の変更届出書(様式第5号)
  • 添付書類(規則別表第3参照)
  • 廃止届出書(様式第6号)
  • 添付書類(規則別表第4参照)

溜池に太陽光発電を設置する際には別途注意点があるなど、状況に応じて対処しなければならないことがたくさんあります。
設置にあたって事業計画の届け出方法がよくわからない場合、施設基準などについて問い合わせたい場合など、県建築指導課では事前の相談を受け付けています。不明点はしっかり問い合わせてみましょう。

景観の調和と緑地の保全

太陽光発電を兵庫で設置する基準の1つとして、「太陽光発電と事業区域の周辺地域の景観との調和及び事業区域内の緑地の保全に関する事項」が設けられています。斜面地や山頂部などの景観に配慮し、周辺の緑化や隣接地を遮へいしないこと、反射光にも気を付けなければなりません。

 

防災上の措置

地盤の安定性や勾配に関しても、配慮する必要があります。斜面に太陽光発電を設置するときには土壌の崩壊を防ぐために擁(よう)壁を設置しなければなりませんし、その構造にもチェックが入ります。人工的な傾斜面である法(のり)面に関しても、同様です。その他、防災措置として排水施設や調整池の設置などが必要な場合もあります。景観や防災については、太陽光発電施設を撤去後にも注意しなければなりません。

 

安全性の確保

太陽光発電施設の安全性を確保することも、兵庫県の条例に盛り込まれています。架台基礎が地盤に定着すること、太陽電池モジュールが脱落しないようにすること、耐久性に配慮することなどが重要です。適切な保守点検を行う必要もあり、騒音や振動にも配慮することが重視されています。

 

太陽光発電の設置コスト相場

太陽光発電施設を設置するためには、コストがかかります。その相場について、また元手を回収するにはどのくらいの期間がかかるものかについても見ていきましょう。

 

工事費用

太陽光発電を兵庫で設置する場合のコストは、1kwあたり30~40万円が相場だといわれています。ただし、屋根材や屋根の形状などによっても価格が左右されるため、相場で単純に予算を見積もりにくいのも事実です。太陽光発電の設置コストを大きく2つに分けたうち、工事費用には屋根工事費と電気工事費必要です。それぞれ10~15万円程度が相場ですから、合計して20~30万円程度が工事費用になる計算です。

 

機器費用

太陽光発電の機器には、様々な種類があります。メインの機器となる太陽電池パネルは、枚数分の費用が必要です。広い面積で太陽光発電をする場合には費用が高くなり、面積が少なければ設置費用は安くなります。他に、パワーコンディショナーが15~30万円ほど、屋根用架台が10~15万円ほど、室内モニター装置が5~10万円、専用ケーブルが1~3万円、接続箱が3~5万円など、こまごまとした費用を合計すると大きな額になることがわかります。

 

回収期間

一般に、太陽光発電システムの元手を回収するには、10~15年かかるといわれています。発電量や売電量にもかかわるため一概にはいえませんが、設置費用から補助金を差し引いて年間発電収入で割ると大体の回収年数を算出できます。

 

兵庫県の太陽光発電融資制度

兵庫県では、例年、住宅用太陽光発電設備等に対する融資制度を設けています。平成29年度でしたら、平成29年4月1日から平成30年3月1日までが受付期間です。補助金の融資制度は太陽光発電設備の他に蓄電池なども対象とされていますから、これから蓄電池のみ必要になるという方も検討する価値があるでしょう。

 

融資対象者

融資の対象者は、自ら居住する住宅に対象設備を設置する兵庫県民であることが条件です。設置工事は融資期間の貸付申請書受理日以降に着手し、平成30年3月31日までに融資を必要とする条件もあります。

 

融資を受けるためには、融資金の償還が確実に行える見込みがあることはもちろん、融資期間が定める審査を経て融資条件をクリアする必要があります。過去1年以内にエコ診断を受けている必要もあり、これを兵庫県が確認していることも条件の1つです。

 

限度額と金利

融資限度額は、1件あたりが50~500万円以内です。10年以内という償還期間も、決められています。融資金利は、償還期間中変わらず0.8%です。ただし、融資金利以外の保証料などは、融資期間によっても異なります。

 

対象設備

対象設備は、住宅用太陽光発電設備の他、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム、家庭用電池、家庭用太陽熱利用設備も含まれます。ただし、太陽光発電設備は代用電池の公称最大出力かパワーコンディショナーの定格出力のどちらかが10kw未満に限られています。

 

他に、内窓または複層ガラス、家庭用ヒートポンプ式電気給湯器(エコキュート等)、家庭用ガスコージェネレーションシステム(エコウィル)、家庭用潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)、家庭用潜熱回収型石油給湯器(エコフィール)なども融資対象の設備として認められています。また、断熱化工事(外壁、屋根、天井、床、節水型トイレ、高断熱浴槽)や省エネ化工事(冷暖房設備等)も対象となっているため、太陽光発電まわりの環境を整える余裕ができるでしょう。

 

太陽光発電を兵庫で設置する場合、立地条件を満たす届出書を提出する必要があります。設置費用やコスト回収なども大切ですが、まずは施設を設置できるのかという立地条件を確認することも先決です。周囲の景観や反射なども設置条件も定められていますから、条件を満たせるかどうかから調査を始めてみてください。

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